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ウイルスに負けない体作り~腸活で免疫力を高めましょう

2020年4月、コロナウイルス感染拡大に伴い緊急事態宣言が発令され、ウイルスに感染しないために不要不急の外出はしないように自粛生活を余儀なくされていますね。
自分や家族の健康を守るために、ウイルス感染に注意することも大事ですが、万一感染した時に備えてウイルスに負けない、つまり重症化させないために免疫力を高めることも大事です。

Ⅰ.免疫機能と腸活
人の体には外敵から身を守る免疫機能が備わっています。
生まれつき備わっている自然免疫と感染などから獲られる獲得免疫があります。
自然免疫の中に存在するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)は全身をパトロールし、ウイルスやがん細胞などの外敵を見つけると攻撃して撃退してくれます。私達の体はウイルスの脅威にたださらされて無抵抗なわけではなく、心強い防御機能が備わっていることに少し安心しますね。

免疫細胞は腸管内に70%ほど存在する と言われています。
腸内環境を整えることは免疫力を高める第1歩になります。
腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌が増えることをおさえ、適度な刺激で腸の動きを良くすることで腸内環境が整います。
最近浸透してきた「腸活」 がこの免疫力アップにも繋がりますね。

Ⅱ.腸活のためにおすすめの食品
①善玉菌を腸に届ける食品
乳酸菌・ビフィズス菌・納豆・塩麹・甘酒・漬物などの発酵食品
注意:発酵食品の中には糖分や塩分が多く含むものがあります。高血圧や糖尿病患者さんに全てが適しているとは限りません.

②善玉菌のエサとなって善玉菌を育てる食品
<オリゴ糖>
玉ねぎ、キャベツ、ジャガイモ、ニンニク、トウモロコシ、アスパラガス ごぼう、豆類、はちみつ、もも、バナナ、オリゴ糖甘味料
注意:糖質の多い物を含むため糖尿病患者さんに全てが適しているとは限りません
<水溶性食物繊維>
ネバネバ・ヌルヌル系:オクラ、里芋、山芋、明日葉、モロヘイヤ、なめこ ツルムラサキ、葱、玉葱
その他:りんご、みかん、ごぼう、菜花、パプリカ

③ほどよい刺激で腸の働きを促す食品
<不溶性食物繊維>
胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみ腸を刺激して蠕動運動を活発にし、便通を促す。
野菜・きのこ・こんにゃく・豆・干し野菜(切干し大根)・発芽玄米・雑穀米

腸内環境を整えるメリットには、免疫力アップの他にもたくさんあります。
➀ 食べ物の消化・吸収を促進
② 老廃物の排泄促進による大腸がんのリスク軽減、肌の調子を整える
➂ インスリン抵抗性の改善(血糖コントロール改善)
④ 腸脳相関による、自律神経やホルモンバランスの調整
など、全身の健康状態の維持にも貢献しています。

Ⅲ.腸内環境を悪化させる生活習慣のご用心!
免疫力アップに大切な腸内環境を悪化させてしまう原因には注意したいものですね。
それは「加齢」そして「生活習慣」です。
加齢は避けられないものですが、生活習慣は私たちの自覚と決意と実行力次第で改善できます。
腸内環境を悪化させる生活習慣とは以下のような生活です。
1. 喫煙
2. 過度な飲酒(ビール大瓶1本、日本酒1合以上)
3. 朝食 を食べない
4. 睡眠不足
5. 身体運動の不足や運動習慣がない
6. 栄養バランスの悪い食事
7. 動物性蛋白質のとりすぎ(腸内の悪玉菌のエサになるため)
8. ストレス発散をせず、ためこむ
自分自身の意識改革次第でコントロールが出来ることが多いですね。 すべての生活習慣を改善することは困難ですが、コロナウイルスの感染から身を守るために、今自分が出来る事から始め、少しずつできることを増やしいく努力をしてみませんか?
免疫力

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