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鉄分を効率よく摂りましょう

今回は微量栄養素である「鉄」についてのお話です。文字の通り体の中に占めるミネラルの割合は4%と微量であるにも関わらず、その働きは人が生きていくために欠かすことのできない代謝をサポートしてくれます。「鉄」の働きは血液中でヘモグロビンの成分となって体中に酸素を運ぶことが大きな仕事です。
この「鉄」は他のミネラルに比べて欠乏症状が顕著です。
「鉄」が不足すると、疲れやすい、息切れやめまいをおこす、忘れっぽくなる、顔色が悪くなるなどの症状がでることがあります。特に女性は月経や妊娠時に不足がちになるため体の不調を訴える方も多くなります。自分の体をメンテナンスする意味で欠乏症状に当てはまる部分がないか振り返ってみてはいかがでしょうか。
「鉄」は体の中で作られないため、日頃の食生活に積極的に取り入れたい栄養素の一つですね。

“鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄2種類があります”
  動物性食品(肉類・魚類)に多く含まれる「ヘム鉄」と植物性食品(穀類・大豆・大豆製品・野菜類・果物)に含まれる「非ヘム鉄」です。構造上の違いから「ヘム鉄」の方が吸収率は高いです。
“効率よく食べれば吸収率アップ”
  食べ合わせ次第で非ヘム鉄も吸収率をあげることが出来ます。肉類・魚類の動物性たんぱく質と一緒に摂取したり、ビタミンCの多い野菜や果物と一緒に摂ることで吸収率がアップします。
“鉄の吸収を妨げる食品にも要注意”
  『タンニン』はワイン・日本茶・中国茶・紅茶・コーヒーに含まれます。食事のお供のお茶を湯呑1杯までにする、コーヒーを1日1杯にするなど、飲む量を減らすことを心がけてみてはいかがでしょうか。

一日当たりの鉄の推奨量
  男性 女性
30~69歳 7.5mg 6.5mg(月経なし)
10.5mg(月経あり)

※妊娠時期は付加量あり

鉄分の多い食品 単位:mg
食品 1回使用量当たりの鉄含有量
豚レバー 60g 7.8mg
鶏レバー 60g 5.4mg
卵黄 1個(18g) 1.1mg
あゆ 1本(50g) 2.6mg
鶏肉ハツ 1串(30g) 1.5mg
いわし丸干し 2本(100g) 4.4mg
がんもどき 大1/2個(50g) 1.8mg
納豆 1パック(40g) 1.3mg
切干大根 20g 2.0mg
小松菜 70g 2.0mg

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