• すこやかレシピ

  ・鯵のエスカベージュ　2023.7

  ・夏野菜のピリ辛和え　2021.8

  ・きのこと厚揚げのゆずみそ炒め　2020.10

  ・タイ風春雨サラダ　2020.8

  ・鰻と香り野菜のまぜご飯 2020.6

  ・はっさくサラダ 2020.4

• 疾病対策レシピ

  ・【脂質異常症】大豆のお肉deプルコギ　2023.7

  ・【生活習慣病】かぶと梅干しのオリーブオイル和え　2021.12

  ・【高血圧症】人参と明太子のシリシリ　2021.9

  ・【糖尿病】鯵と焼き野菜のカレーマリネ　2021.6

  ・【脂質異常症】秋鮭の豆板醤炒め　2020.12

• 薬膳レシピ

  ・【冬の薬膳】むかごと黒米のごはん 2021.11

  ・【残暑の薬膳】生で美味しいズッキーニのマリネ 2021.9

  ・【夏の薬膳】鰻と茶葉の混ぜご飯 2021.6

  ・【残暑の薬膳】苦瓜の豚しゃぶのせ素麺 2020.9

  ・【夏の薬膳】瓜のからし漬け 2020.7

鰻と茶葉の混ぜご飯

こんな人におすすめ

• ・暑さで消化吸収力が落ちている方（脾気虚）
• ・暑さでイライラしたり、不眠になっている方（血虚）
• ・普段使いの食材で、簡単に夏の薬膳を作りたい方

鰻と茶葉の混ぜご飯 (鰻大1尾で米2.5合分)

材料（5膳分）	分量	性味	帰経	ここでの効能
白米	2.5合	甘/平	脾胃	補気健脾
緑茶（液）	2.5合に 合わせた量	甘苦/涼	心肺胃肝	清熱生津・ 安神
鰻の蒲焼き	大１尾	甘/平	肝脾腎	補気養血・ 活血
ごぼうの浅漬け	30g	苦辛/ 微涼	肺肝大腸	清熱
緑茶 【茶葉】	適宜 （目安7g）	甘苦/涼	心肺胃肝	養心安神
みょうが	２本	甘苦/温	肺大腸 膀胱	行気健脾
きゅうり	１本	甘/寒	胃小腸	清熱利水・ 生津
三つ葉	１把	甘/ 微涼	肝脾胃	補気
だし醤油	適宜(好みで)
★ごぼうの 浅漬け
細ごぼう	30cmを２本
だし醤油	大さじ１(18g)
みりん	小さじ１（6g）
酢	小さじ１(6g)
砂糖	小さじ½(1.5g)

作り方

• 1.茶葉7g+湯600mlでお茶を煎れておき、米の量に合わせて適量使用しご飯を炊く。
• 2.ごぼうの浅漬けは斜め切り、みょうがは縦半分に切ってから半月切りして、さっと水にさらし水気をきる。きゅうりは縦に4つに割り、3ミリくらいの厚さに切り、塩水につけて(分量外)少ししんなりしたら水気をきる。三つ葉は1cmの長さに切る。お茶を煎れた後の茶葉はみじん切りにする。
• 3.鰻の蒲焼きは1cm×2cm程度の大きさに切り、オーブントースターで軽く焼く。
• 4.炊上った茶飯に、鰻、茶葉、ごぼう、きゅうり、みょうが、蒲焼きのタレを混ぜ合せ、味が薄ければだし醤油で調整する。
• 5.器に盛り、上に三つ葉を散らす。

コツ

• ・どこのスーパーを探してもごぼうの漬物が売っていなかったので、ごぼうの浅漬けの分量を載せました。細めのごぼうを使うと早く漬かります。10cmに切ったごぼうをさっと茹でてから、調味液とともにジップロックに入れて空気を抜いて半日程度つけるだけです。

薬膳ポイント

• ・2020年の6月にすこやかレシピとして出した「鰻と香り野菜のまぜごはん」を夏の薬膳にアレンジしました。薬膳のアレンジポイントとしては、温性で発散させる大葉は夏むきではないので清熱生津の胡瓜に変え、今回は夏の薬膳の中でも夏のイライラ対策をメインにしているので、心を穏やかにするために安神作用のある緑茶をご飯を炊く時だけでなく、その茶葉も刻んで加えました。
• ・夏のイライラや不眠は血の不足から起こります。そのもとになる原因は暑さからの脾気虚（消化吸収量の低下）ですので、補気健脾・清熱利湿で胃腸の調子を整えつつ、養血安神を加える薬膳としました。 
• ・夏で脾気虚タイプなので、寒涼の食材ばかりにに偏ると脾胃を傷めるため、平性の食材を分量的には多くし、温性のみょうがも小量加えました。